お茶名
よもやま話
私はお家元から、宗春という茶名をいただいています。
千春の一文字を取って、名づけていただきましたが、宗春と言う名の有名な茶人が昔いました。
秀吉が京の都におられた時に、ある雪の夜、今晩京の都で釜をかけているものがいるだろうか?と利休に尋ねたそうです。
利休は迷わず、針屋宗春なら間違いなく釜をかけていますと答えたそうです。
そこで秀吉が利休を従えて行ってみると、門の戸を少しあけ(入れますの意味)、釜をかけていたので、お茶を快く喫したという話があります。
針屋宗春のようにはまいりませんが、いつでも皆さんをお迎えできるよう、心構えをしていきたいと思います。
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