開炉
開炉となりました。茶壺から蔵出し茶を出し、今年のお茶を楽しむ茶人のお正月です。
皆さんが良く知っている手遊び歌「ずいずいずっころばし」。
これはその蔵出し茶を運ぶ、お茶壺道中(籠でお茶壺を背負って、お殿様に献上する行列)を歌った、実は怖〜いお話です。
茶壺道中が来たら、ドアをぴしゃんと閉めるよ。
抜けたらほっとするよ。
俵のねずみが米を食べてる音が聞こえるくらい、村中しーんとしているよ。
お父さんやお母さんが呼んでも動いちゃだめだよ。
遠くの村でお茶椀の割れた音まで聞こえてくるよ。
間違ってお茶壺道中の前を横切ろうものなら、お手打ちにあった時代です。
それほどお茶は尊い物だったのでしょう。
感謝して今日も一服いただきます。
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