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4月のお稽古

4月のお稽古
裏千家では、4月に透木釜(すきぎがま)を使用します。
釜に羽がついているような形で、そこに木をかまして釜を設置します。
この釜を使用すると、火は全く見えません。
暖かくなってきたので、お客さまに火を見せない配慮をしているのだと思います。
2月は極寒の中で、火を感じてもらえるように大きな炉を使い、3月には東風(こち)が吹く風情を楽しむために釣り釜を使い、4月は火を遠ざけるために、透木釜を使うというわけです。
準備は大変ですが、この季節の移ろいを感じられる3ヶ月がとても好きです。

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